防犯カメラコラム

【産業廃棄物処理場】不正防止に効果的な「防犯カメラ」を徹底解説!

2020年03月29日

「産業廃棄物処理場に防犯カメラを設置したい!だけど、どんなカメラを設置するのが最適なのかわからない…。効果的な防犯対策ができるカメラを知りたいな」

あなたは産業廃棄物処理場を運営していらっしゃるのですね。 出入り業者や不法侵入者による不正・トラブルが相次いでいて「防犯カメラ」の設置に興味をもったのではないでしょうか。

しかし「産業廃棄物処理場には、どんなカメラを設置するのがベストなのか」「何に気をつければよいのか」サッパリわからず、この記事にたどり着いたのかもしれませんね。

そんなあなたのために「産業廃棄物処理場で『防犯カメラ』を設置する際に押さえておきたい3つポイント」を徹底解説いたします! この記事を読めば、最適なカメラ選定ができるようになるため、産業廃棄物処理場で起こる「不正・トラブル」をほぼゼロにすることができます。
さらに、防犯カメラを購入する際の「業者選定のポイント」も解説するので「防犯対策での失敗」がなくなるでしょう。

「犯罪者による不正を未然に抑止したい!」「防犯カメラの選定に失敗したくない!」という方は、是非チェックしてみてください。それでは早速ご覧ください!

防犯対策は「3つのポイント」を押さえよう!

第1章では、不審者による犯罪を抑止・摘発するために押さえるべきポイントを徹底解説します。ポイントは以下の3点です。

【犯罪を防止するために押さえるべき3つのポイント】

  • 「5つの条件」を満たすカメラを選ぶ
  • 「LED型の人感ライト」をつける
  • 「外周警報システム」をつける

1つずつ、順に説明していきますね。

Point1「5つの条件」を満たすカメラを選ぶ

まず、産業廃棄物処理場で選んでほしい「防犯カメラ」の特徴を解説していきます。
以下の特徴を持ったカメラを選んでください。

【防犯対策に効果的なカメラの特徴】

  • ガンタイプ
  • 夜間も含めて撮影できる赤外線タイプ
  • 防水・防塵等級が高いカメラ
  • 広角タイプ
  • ネットワークカメラ
1.ガンタイプ

「ガンタイプ」とは、長方形のスタンダードなタイプのカメラのことをいいます。
皆さまも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

このタイプにすべき最大の理由は「目立つフォルム」です。防犯カメラは威圧感のない「ドーム型」もありますが、産業廃棄物処理場で防犯対策する場合は「犯罪抑止効果」を得るために、一目で「防犯カメラが設置されている」と気づかれやすいガンタイプがよいのです。是非、このポイントは押さえておきましょう!

2.夜間も含めて撮影できる赤外線タイプ

産業廃棄物処理場の場合、夜間にも不審者が侵入する危険性があるので「24時間365日の監視」が必要です。

そのため、夜間も明瞭に撮影できる「赤外線タイプ(暗視タイプ)」を選びましょう。その際、撮影範囲にもよりますが、「高解像度を保証する赤外線カメラ」だと、おおむね鮮明に映すことができるためベストです!

3.防水・防塵等級が高いカメラ

産業廃棄物処理場においては、雨水やチリなどのダメージにも強い「屋外設置を前提とした防犯カメラ」を選ぶようにしましょう。

その際の目安になるのが、対候性(防水・防塵)を表す「IP規格(IP等級)」です。 この規格はIP0(無保護)~IP8まであり、数字が大きい方が、より対候性が高いことを示します。産業廃棄物処理場の場合、IP等級は上位のものを選んでください。

4.広角タイプ

産業廃棄物処理場の場合、敷地面積が比較的広いことが多いため「広範囲の撮影ができるタイプ」であることが重要です。基準としては2.8~12mm程度の「広角カメラ」を用いるのがオススメです。広い範囲を効率よく撮影できます。

5.ネットワークカメラ

カメラの設置場所に「LANケーブル」を繋ぎこめる場合には、インターネット網に接続する「ネットワークカメラとネットワークビデオレコーダーの組み合わせ」がオススメです。

一般的にはアナログカメラで録画した映像は、ケーブルでつながれたハードディスクに保存されますが、カメラの存在に気づいた不審者による「破壊行為」が懸念されます。データが破棄されてしまっては、元も子もないですよね。

そのため、「ネットワークカメラとネットワークビデオレコーダーの組み合わせ」がベストなのです。「録画データのクラウド保存」ができるため、破壊されてもノーダメージなほか、遠隔地での「リアルタイムのモニタリング」が可能な点でオススメです。

いかがでしたか。カメラ選定の際には、上記に挙げた1~5までの特徴を兼ね備えたカメラであればあるほど「防犯効果」が期待できます。是非覚えておいてくださいね。

続いて、防犯カメラと一緒に設置してほしい2つの機器についてもご紹介いたします。

Point2「LED型の人感ライト」をつける

1つ目が「LED型の人感ライト」です。
人感ライトとは、人の動きを検知して、自動的に点灯するタイプのライトのことをいいます。

人感ライトを設置するメリットは「犯罪防止」です。
ライトを当てられることによって、侵入者は「犯罪がばれるんじゃないか」と動揺し、侵入せずに退散する効果が期待できます。出入口など、主要箇所に設置すると効果的でしょう。

なお、LEDの方が中長期的には白熱電球よりも「約50~60%程度」電気代が節約できるのでオススメです。

Point3「外周警報システム」をつける

防犯カメラや人感ライトと共に「外周警報システム」も用意しましょう。
「外周警報システム」とは、産業廃棄物処理場の敷地の周りを囲うようにしてセンサーを張り巡らし、不審者の侵入があった際に警報サイレンが作動するシステムのことをいいます。

人間が話す肉声で「あなたは監視されいます!立ち入らないでください」といったメッセージが流れたり「ファン!ファン!ファン!」「ジリリーン!」「ウーゥ!ウーゥ!」といった警報音が出たりします。

音声による撃退は、犯罪防止効果が非常に高いので、大変おすすめです。

産業廃棄物処理場に「防犯カメラ」を設置する3つのメリット

いかがでしたか。
産業廃棄物処理場で防犯対策をする場合「条件を満たす防犯カメラを選ぶ」ことに加えて、光と音で侵入を阻止するのがベストであるということが、ご理解いただけたのではないでしょうか。

防犯カメラを用いた「防犯対策」に少しでも興味がある場合、購入を前向きに検討しましょう。

続きまして、多くの人が知らない「防犯カメラを設置するメリット」についても、詳しく解説します。防犯カメラは「犯罪者の侵入を防ぐ」以外にもメリットがあるため「コストパフォーマンスに優れた機器」なのです。

結論からいえば、防犯カメラを設置することで得られるメリットは3つあります。

【防犯カメラの設置で得られる3つのメリット】

  • 作業スタッフの労働管理
  • 監視コストの削減
  • 業務効率化

1つずつ解説していきますね。

Point1作業スタッフの労働管理

産業廃棄物処理場に責任者が常駐していない場合、「作業スタッフが滞りなく作業しているかどうか」チェックすることができません。加えて、万が一何らかのトラブルが発生した際に「責任の所在」を明らかにできないリスクも考えられます。

一方、「防犯カメラ」を設置できれば、現場の記録映像を残せるので「作業スタッフの労働管理」ができます。

「産業廃棄物処理場で不審な動きが続いている。部外者だけでなく内部の人間の可能性も視野に入れたい」となった場合にも、防犯カメラの設置で問題を解決できるでしょう。

Point2監視コストの削減

防犯カメラを設置すると「監視コスト」を削減できます。

たとえば、産業廃棄物処理場において、出入り業者や不審者の侵入を防ぐためにガードマンや従業員を24時間体制で配置していたとしましょう。その場合のコストは安く見積もっても1ヵ月あたり50万円~60万円は下りません。

一方、防犯カメラを設置すれば、「監視コスト」を大幅に削減することができます。 産業廃棄物処理場の場合、設置・保守を事業者に依頼した場合でも月額1万5000円程度で済みます。防犯カメラを設置するだけで、監視コストを劇的に削減できるのです。

Point3業務効率化

防犯カメラを設置すると「業務効率がUP」します。 先ほどご紹介した「ネットワークカメラ」を用いる構成の場合、「いつでもどこでも」ライブモニタリングできるので、その場にいる必要がありません。 そのため、監視している時間を、まるごとほかの業務に充てられるので「大幅な業務効率化」につながるのです。

いかがでしたか。
「監視カメラ」を設置すると、防犯対策以外にも、さまざまなメリットが享受できる「コストパフォーマンスの高い機器である」ということが、ご理解いただけたのではないでしょうか。

最後に「防犯カメラの設置業者を選ぶ際に押さえておきたいポイント」についてもお伝えいたします。「防犯カメラを設置するからには、業者選定で絶対に失敗したくない!」と考えている方は、是非チェックしてみてください!

防犯カメラの設置事業者を選定する際には3つのポイントがある!

この章では、防犯カメラの設置業者の選定ポイントをお伝えします。 ポイントは以下の3つです。

【業者を選定する際に押さえたい3つのポイント】

  • 現場調査をしっかり行ってくれる「マジメ」な会社を選ぼう
  • 最適なカメラ構成を提案してくれる「提案力のある」会社を選ぼう
  • 産廃処理場・リサイクル施設における「設置実績が豊富」な会社を選ぼう

1つずつ解説していきますね。

Point1現場調査をしっかり行ってくれる「マジメ」な会社を選ぼう

打ち合わせの際に「現場調査」をしっかり行ってくれる会社を選びましょう。 産業廃棄物処理場の場合、屋外に防犯カメラを設置するため、雨・チリ・湿度・温度・障害物・木などによって起こる「誤作動」を防ぐのが重要なポイントになります。

そのためには「現場調査」をしっかり行い、誤作動が起こりづらい「的確な場所」にセンサーやカメラを設置することが大切なのです。

現場下見なしで見積書や提案書を提出してくるような「安易な業者」だと、誤作動が多発して失敗する可能性が高いです。是非覚えておいてください。

Point2最適なカメラ構成を提案してくれる「提案力のある」会社を選ぼう

業者選定においては、要望や悩みをしっかりとヒアリングしたうえで「課題解決力のある提案」を行ってくれるかどうか、判断しましょう。

「提案力のある会社」というのは、往々にして「技術力の高い会社」と等しいです。技術力の高い会社でなければ、直面している悩みを解決できない可能性が高いです。結果的に、防犯カメラを設置する意味がないといえますね。

この記事の冒頭で取り上げた「カメラ選定のポイント」を頭の片隅に置いておき、提案内容にもしっかりと目を光らせましょう。

Point3産廃処理場・リサイクル施設における「設置実績が豊富」な会社を選ぼう

なんといっても『餅は餅屋』です。実際に産業廃棄物処理場やリサイクル関連施設に防犯カメラを設置した実績が豊富な事業者の方が「押さえるべきポイント」がわかっているので、精度の高い提案を行ってくれます。

業者との打ち合わせに際して「産業廃棄物処理場やリサイクル関連施設における設置実績があるかどうか」聞いてみましょう。過去の提案内容などを聞いてみて「納得度の高い提案をしてくれそうかどうか」判断することが大切です。

まとめ

いかがでしたか。この記事を通して「産業廃棄物処理場における防犯カメラの選定ポイント」や「設置することで得られるメリット」「業者の選定ポイント」などについて、理解を深めることができたのではないでしょうか。

改めてポイントをまとめますと以下の通りです。

◎産業廃棄物処理場に設置するカメラは以下のポイントを押さえる
1.ガンタイプ
2.夜間も含めて撮影できる赤外線タイプ
3.防水・防塵等級が高いカメラ
4.広角タイプ
5.ネットワークカメラ
6.光や音で侵入者を撃退する機器も併用する

◎防犯カメラを設置すると3つのメリットが得られる
1.作業スタッフの労働管理
2.監視コストの削減
3.業務効率化

◎設置事業者を選定する際には、3つのポイントを押さえる
1.ニーズのヒアリングをしっかり行ってくれる「マジメ」な会社を選ぼう
2.最適なカメラ構成を提案してくれる「提案力のある」会社を選ぼう
3.産廃処理場・リサイクル施設における「設置実績が豊富」な会社を選ぼう

この記事で取り上げたポイントを押さえて、産業廃棄物処理場での「防犯対策」に取り組んでみてくださいね!この記事が、「防犯カメラの選定」や「押さえるべきポイント」について知りたい方のお力になれましたら幸いです。
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