【防犯カメラの設置】失敗しないカメラの設置方法を徹底解説

防犯カメラは、犯罪が発生しないように未然に食い止める「抑止効果」があるほか、万が一犯罪が発生した際の手がかりを残すための「証拠対策」にも使える頼もしい防犯ツールです。

しかも、コストは必要最小限です。莫大なコストが発生する警備員を配置しなくても、防犯カメラならば24時間365日休みなく働き続けてくれるため “唯一無二の頼もしいパートナー”といえるでしょう。

防犯対策において「コストパフォーマンス(費用対効果)」を重要視するならば、防犯カメラを設置するのがベストです。

このページでは、防犯カメラの設置で「失敗したくない」「防犯効果をしっかり得たい」という方のために、必要な知識を完全網羅して徹底解説いたします。防犯カメラを設置する前に、以下について「知っておきたい」と考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

このページで紹介している内容

この記事は、防犯カメラの設置に必要なことを「やるべきこと順」にご紹介しているので、すぐにでも「防犯カメラの設置」に取り掛かることができます。

業務が忙しく、時間が限られている方は要チェックです。それでは早速、ご覧ください。

防犯カメラの設置場所を知っておこう

防犯カメラを設置する際、最初にやるべきことは「防犯カメラの設置場所を決める」という作業です。ただ漫然と「出入口付近に設置しておく」という考えでは、思ったような防犯効果が得られないことが多々あります。そのため、本記事でポイントをぜひ押さえてください。
4つのシチュエーションごとに、最適な設置場所をご説明します。


  • 1.工場・倉庫
  • 2.スーパー・小売店・飲食店
  • 3.マンション・アパート
  • 4.学校

一つずつ、解説していきますね。

1工場・倉庫

工場・倉庫に防犯カメラを設置したい場合、「出荷場/ピッキング室」に優先的に防犯カメラを設置してください。他社のスタッフが出入りして作業する場所であるためです。

そのほか、工場・倉庫の出入り口やロッカー室、貴金属を管理している事務所などにも防犯カメラを設置するのがベストです。

2スーパー・小売店・飲食店

小売店・飲食店の場合、最優先するべき設置場所は「レジ」です。レジは防犯対策のほかにも、お金のやり取りを記録したり、従業員による横領を防いだりするためにも設置するべき場所なのです。

そのほか、出入り口やトイレ前、売り場なども顔がしっかりと撮影できるような高さに防犯カメラを設置しておくと、抑止効果が得られるほか、証拠対策としても絶大な効果を発揮します。

3マンション・アパート

マンション・アパートの場合、もっとも優先度が高い設置場所が「エントランス」です。犯罪者が侵入した際の記録を残しておくことができますし、ガンタイプカメラを設置しておけば犯罪の抑止対策としても非常に効果的です。

エントランスに並んで、「駐車場」も是非とも防犯カメラを設置しておきたい場所です。なぜならば、クルマは資産価値の高いものであり、車上荒らしなど犯罪が起きやすい場所だからです。いざというときのために、駐車場には是非とも設置しましょう。

4学校

学校に防犯カメラを設置したい場合、優先度が高いのが「校門」です。裏門など複数の校門がある場合には、すべての校門付近に、目立つ形状をしたガンタイプカメラを設置するようにしましょう。

そのほか、機密情報が密集している職員室や、校舎の出入り口などにも防犯カメラを設置しておくとベストです。

失敗しない!防犯カメラの選び方・注意点

シチュエーションごとに、最適な設置場所が異なるということが、ご理解いただけましたでしょうか。続いて行っていただきたいのが「防犯カメラの選定」です。

防犯カメラと一口にいっても、そのバリエーションは実にさまざまですから、貴社のニーズにピッタリと合った防犯カメラを選んで設置する必要があります。

防犯カメラ選びに失敗してしまうと「思ったような防犯効果が得られなかった…」といった事態にもなりかねませんから、本項で取り上げるポイントをしっかり押さえるようにしてください。ポイントは全部で4つあります。

  • 1.防犯カメラの形状
  • 2.設置する場所(室内・屋外)
  • 3.撮影範囲
  • 4.撮影する時間帯

一つずつ、解説していきますね。

Point1防犯カメラの形状

防犯カメラの形状には大きく分けて2つの種類があります。端的にいえば「一目見て防犯カメラだとわかる形状のもの」と「そうでないもの」です。

前者でメジャーなのは「ガンタイプカメラ」や「ボックスカメラ」「バレット型カメラ」と呼ばれているカメラです。侵入者に対して「防犯カメラがある」ということをアピールして、犯罪が起きないように「抑止効果」を得ます。

一方、エレベーターの内部や飲食店、レストラン、ホテルなどでは、ガンタイプカメラを設置すると威圧感があるため、お客さまに「不快感」を感じさせてしまいます。そのため、存在感を出さない「ドーム型カメラ」を設置します。

このように、一口に防犯カメラを設置するといっても、状況によって設置するべき防犯カメラが異なります。是非覚えておきましょう。

Point2設置する場所(室内・屋外)

防犯カメラを設置する場合、室内と屋外では購入するべき防犯カメラが異なります。 屋外に設置する場合は、雨風にさらされることを想定して「対候性」の高い防犯カメラを設置しましょう。

防犯カメラにおける対候性は「IP規格」というもので表されます。これらは「防水力・防塵力がどれくらいあるのか」を示すもので、無保護を表すIP0から対候性がいちじるしく高いIP8まであります。仮にIP0である場合、雨風の影響を受けて、カメラが壊れてしまいます。

ですから、屋外に設置する場合には、IP等級の高いものを選ぶようにしてください。室内であれば、IP等級を気にする必要はありません。

Point3撮影範囲

防犯カメラを設置する場合「どれくらいの範囲を撮影したいのか」を想定しておきましょう。駐車場であれば広い範囲を撮影したい場合が多いですし、エレベーターやマンションのエントランスであれば、限られた範囲なので、撮影範囲はそれほど大きくならないはずです。

広い範囲を撮影したい場合には、2.8mmから12㎜程度のレンズを備えている「広角カメラ」を設置しましょう。

また、マンションから少し離れている駐車場を撮影したい場合などには6mm~50mm程度ンのレンズを備えている「望遠カメラ」を設置しましょう。

Point4撮影する時間帯

防犯対策は昼夜問わず24時間365日行いたい場合には、夜間の撮影も可能な「暗視カメラ(赤外線カメラ)」を設置しましょう。

暗視カメラは、光が少ない夜間におけるカメラの感度を維持するために「モノクロ」もしくは「カラー」で映像を録画することができるものです。より解像度を高めるためには、モノクロに設定した方がベターです。

【マメ知識】防犯カメラの設置費用はどれくらい?

犯カメラの設置には、初期費用のほかに、機器故障の修理やカメラの取り換えなどの保守メンテナンスを加える場合にランニングコストが毎月発生します。

カメラを家電量販店などで購入すればランニングコストはかかりませんが、レンタルする場合には発生します。カメラは精密機械なので、保守サポートが受けられる「レンタル」が賢い選択です。

保守サポートでは、カメラが壊れたり、ネットワークに不備が生じたり、故障した利した場合などに、機器の修理・交換を無償で行ってもらえるサービスです。「防犯体制を一刻も絶やすことはできない」という場合には、カメラ業者のサポートが受けられる「レンタル」を選びましょう。

カメラを購入する場合の一般的な相場

初期費用 ランニングコスト
75,000180,000 0

カメラをレンタルする場合の一般的な相場

初期費用 ランニングコスト(レンタル費用)
20,00095,000 4,50015,000/月額

設置費用は、上記の通り「求めるスペックや性能」によって大きく異なります。譲れない条件がある場合には「優先順位」をつけて、スペックを満たす防犯カメラを選ぶようにすると、失敗しないはずです。スペックとコストの兼ね合いを見ながら、慎重に検討していきましょう。

防犯カメラの設置方法を知っておこう

貴社にピッタリな防犯カメラの選び方について、ご理解いただけたのではないかと思います。続きまして「防犯カメラを設置方法」についてもご紹介したいと思います。

「屋外への配線」を想定してご説明します。自分で設置しようと考えている方はチェックしてみてください。

防犯カメラの設置に必要な道具

  • 防犯カメラ本体
  • 配線を保護するPF管(内径21mm以上)
  • PF管のジョイントボックスを接続するためのロックナット
  • モール(7.5mm以上)
  • 結線を保護するジョイン度ボックス
  • PD管を固定するサドル
  • 電動ドライバー
  • 防水パテ

1カメラ・レコーダー・モニターの動作チェックを行う

カメラの設置作業に入る前に、カメラ・レコーダー・モニターを繋げて、しっかりと録画できるかチェックしておきましょう。

2配管を設置する

ケーブルを保護するPD管にケーブルを通してから、配線を行っていきます。PD管を固定するサドルで、PD管を壁に這わせるように固定していきます。

3カメラを固定する

設置したい場所に印をつけてから、カメラをネジで固定します。モニターでチェックしながらカメラの角度・ピントを調整します。

4カメラとケーブルをつなぐ

カメラとケーブルをつなぎます。つなぎ目はジョイントボックスに収めてください。

5屋内に配線を引き込む

配線を屋内に引き込んでください。その際、配線をモールでしっかり保護しましょう。

6ケーブル・レコーダー・モニターを接続する

配線の引きこみが終わったら、ケーブル・レコーダー・モニターを接続します。

7引き込み口を防水パテで埋める

接続後、モニターにカメラの録画映像が映ることをチェックしてから、屋内への引き込み口を防水パテで埋めてください。

防犯カメラの設置で失敗したくない場合は
防犯カメラ業者に連絡する

いかがでしたか。防犯カメラの設置方法についてご理解いただけたのではないかと思います。しかし「自分たちだけで設置して失敗したくない」という方や「防犯カメラの破壊や故障に備えて、サポート保守をつけておきたい」という場合には、信頼のおける防犯カメラ業者に設置を依頼するのがベストです。

優良な防犯カメラ業者に依頼する代表的なメリットは以下の4点です。

  • 1.防犯効果を最大化する場所に設置してくれる
  • 2.無料で「最適な防犯カメラ」を選定してもらえる
  • 3.防犯カメラが破壊された場合や故障された場合の「サポート保守」が受けられる
  • 4.ネットワークカメラの設定を依頼できる

メリット1防犯効果を最大化する場所に設置してくれる

防犯カメラを取り付ける際には、犯罪者に防犯カメラの存在をしっかり認識させると共に、死角なく防犯カメラを取り付けることが重要になります。
信頼できる防犯カメラ事業者に任せれば、きめ細やかな現場調査のもと「最適な設置場所」に防犯カメラを設置してくれます。

メリット2無料で「最適な防犯カメラ」を選定してもらえる

防犯カメラといっても種類はさまざまです。初心者であれば、どんなカメラがベストなのか、判断に迷うことが少なくありません。
その点、優良な防犯カメラ事業者に任せれば、自社のニーズに応じて最適な防犯カメラを選定してくれます。「防犯対策で失敗したくない」という場合には、プロに任せるのがベストです。

メリット3防犯カメラが破壊された場合や故障された場合の「サポート保守」が受けられる

侵入者が防犯カメラの存在に気づいた場合、カメラや配線、ハードディスクレコーダーなどの機器が破壊されるリスクはゼロではありません。また、新品で購入しても、あくまで機械ですが、自然故障もありえます。

そういった場合、メーカー保証が切れれば、イチから購入しなおさなくてはなりません。
不具合があった場合も、自分たちで解決しなければなりません。

その点、防犯カメラ業者との接点があれば、無償でカメラの交換や修理サポートなどを受けることができます。「防犯体制を一刻も絶やしたくない」という場合には、信頼のおけるカメラ事業者のサポートを受けられる体制を構築しておくことのがベストです。

メリット4ネットワークカメラの設定を依頼できる

万が一、防犯カメラやハードディスクレコーダーが破壊されたとしても、ネットワークカメラならば、撮影データをクラウド保存しておくことができます。そのため、防犯対策として、ネットワークカメラのニーズが高まっています。
ネットワークカメラの設置・ネットワーク設定は、素人にはむずかしいものですが、経験豊富なプロであれば満足度120%の状態に導くことができます。

上記の4点が「魅力的だ」と感じるならば、信頼できる防犯カメラ業者に任せてしまいましょう。

防犯カメラの設置に自信がない方はご相談ください

防犯カメラの設置をご検討中の方は是非ご相談ください。
無料で現場調査いたします。ご利用は月額4,800円から。
サポートも充実。トラブル時には早急に駆けつけます。

防犯カメラ業者の選定ポイントは3つある

さて、「防犯カメラ業者に任せたい」となった場合には、事業者の選定ポイントを是非とも押さえておきましょう。絶対に押さえるべき3つのポイントがあります。
このポイントを全て満たしている業者さんにお願いすれば、失敗を限りなくゼロに近づけることができます。

  • 1.要望・課題のヒアリングに力を入れている
  • 2.現場調査をしっかりと行ってくれる
  • 3.手厚いサポートを提供している

一つずつ解説していきますね。

Point1要望・課題のヒアリングに力を入れている業者を選ぼう

防犯カメラ事業者を選ぶ際には、「あなたの話をどれだけ親身・熱心にヒアリングしてくれるか」チェックしましょう。

防犯カメラ事業者のなかには、お客さまの課題を聞かずに、一方的な提案を押し付けてくる業者も存在します。要望や課題がクリアにならないと、最適な防犯カメラを提案することはできません。

ヒアリングに力を入れている業者であれば、おのずと「提案力」が高いですし、満足度も向上する可能性が高いです。業者を選定する際には「ヒアリング力」を是非ともチェックしてください。

Point2現場調査をしっかりと行ってくれる業者を選ぼう

「ヒアリング対応」と同じくらい大切なのが「現場調査」です。現場に足を運んでみて「死角になるところはないか」「撮影するべき場所に漏れが無いか」といったことをチェックし、ベストな提案を行います。

不誠実な業者の場合、きちんと現場調査もせず、いきなり「概算の見積書」と提出してくることがあります。それでは、思ったような防犯効果が得られずに失敗する可能性が高いです。

業者を選定する際には、「現場調査の充実度」もチェックしておきましょう。

Point3手厚いサポートを提供している業者を選ぼう

防犯カメラ事業者の中には「設置したら終わり」と考えている者もいます。
しかし、防犯カメラにおいては「設置してからが本当のお付き合いの始まり」です。

なぜならば、カメラは精密機械であり、故障や不具合が起こる可能性があるほか、侵入者による盗難の可能性もあるものだからです。

「24時間365日体制でしっかりと防犯対策を行いたい」といったニーズがある場合、手厚いサポート保守が受けられる業者と付き合いがあると、非常に安心です。

設置してからのサポート体制についてもチェックするようにしましょう!

まとめ

いかがでしたか。防犯カメラに関する知識を余すことなく網羅することができ「今すぐにでも、防犯カメラの設置に取り掛かることができる」状態になったのではないでしょうか。 改めてポイントを整理します。以下の通りです。

●防犯カメラはシチュエーションに応じて優先度が高い設置場所がある
1.工場・倉庫
出荷場/ピッキングが最優先。そのほか、出入り口、ロッカー室、事務所などに設置する
2.スーパー・小売店・飲食店
レジが最優先。そのほか、出入り口、トイレ、売り場などに設置する
3.マンション・アパート
エントランスが最優先。そのほか、駐車場にも設置する
4.学校
校門が最優先。そのほか、校舎の出入り口や職員室にも設置する

●失敗しない防犯カメラの選び方
防犯カメラを選ぶ際には、以下のポイントを考慮する
1.防犯カメラの形状
2.設置する場所(室内・屋外)
3.撮影範囲
4.撮影する時間帯

●カメラの設置費用の相場

カメラを購入する場合の一般的な相場

初期費用 ランニングコスト
75,000180,000 0

カメラをレンタルする場合の一般的な相場

初期費用 ランニングコスト(レンタル費用)
20,00095,000 4,50015,000/月額

●防犯カメラの設置方法
1.カメラ・レコーダー・モニターの動作チェックを行う
2.配管を設置する
3.カメラを固定する
4.カメラとケーブルをつなぐ
5.屋内に配線を引き込む
6.ケーブル・レコーダー・モニターを接続する
7.引き込み口を防水パテで埋める

●防犯カメラの設置を業者に依頼するメリット
1.防犯効果を最大化する場所に設置してくれる
2.無料で「最適な防犯カメラ」を選定してもらえる
3.防犯カメラが破壊された場合や故障された場合の「サポート保守」が受けられる
4.ネットワークカメラの設定を依頼できる

●防犯カメラ業者の選定ポイント
1.要望・課題のヒアリングに力を入れている
2.現場調査をしっかりと行ってくれる
3.手厚いサポートを提供している

防犯カメラの設置は、このページでご紹介したポイントを押さえれば、失敗を限りなくゼロに近づけることができます。是非、参考になさってくださいね。この記事が「防犯カメラの設置」を行いたい方の参考になりましたら幸いです。
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